酒珈琲とは
コーヒーの生豆をお酒に漬け込み
お酒の風味を移した後に焙煎した
酒が香るコーヒー豆です。
珈琲とお酒の世界が混じり合ったような
独特な風味が生まれました。
酒珈琲”開発のきっかけは海老名が生んだ出会い”
MuuCOFFEE(ムーコーヒー)が海老名に珈琲豆専門店としてオープンした頃からでした。
海老名の地で長く酒造りを担ってきた泉橋酒造、その従業員の方が足を運んでくれるようになったんです。
「いつか一緒に何かできないか」とお話しするようになって、そこから、酒珈琲の企画につながっていきました。
海老名にあるから出会うことができた――歴史も商品も異なる2社のコラボレーションが、地域に根付く形で実現したんです。
2023年6月 日経MJ 新製品
2023年 8月 散歩の達人
2023年11月 新潟Komachi
2023年11月 テレビ神奈川 「あっぱれ神奈川大行進」
2024年2月 テレビ神奈川 「猫のひたいほどワイド」
2024年4月NHK 「おはよう日本」
新シリーズ"7つの酒造とコラボレーションした酒珈琲"
酒珈琲 純米吟醸 / 泉橋酒造
酒造を手掛けるのは安政4年創業という歴史を持つ、神奈川県海老名市の
「泉橋酒造株式会社」。
「酒造りは米作りから」という信念のもと、酒米栽培から一貫した酒造りを行う。
伝統的な酒造りにこだわり、昔ながらの製法と技術で丁寧に仕上げていく。
土壌や生産者の個性、米の特徴も見極め、手造りの作業へ反映する。
自然な深みのある味わいの酒が出来上がる。
神奈川県産山田錦100%で造られた純米吟醸酒「彩~いろどり~」を使用。
袋しぼりという、お酒の重みだけで落ちてくる雫を集める伝統製法を用いることで、香りと旨味が存分に感じられる味わいに。
香り高く華やかな「彩~いろどり~」にコーヒー生豆を1週間〜1ヶ月漬け込むことで、日本酒独特の麹の甘さと旨味・コーヒーの風味、それぞれをしっかりと味わうことができる仕上がりに。後味からは、日本酒ならではのフルーティーさが感じられ、
さっぱりと爽快感も得られる。日本酒とコーヒーの味わいが心地良く交わる一品。
酒珈琲 黒糖焼酎 / 町田酒造
酒造は鹿児島県龍郷町の町田酒造株式会社。山と海の大自然に恵まれた地で、奄美黒糖焼酎をはじめとした商品を展開する。
これまでの歴史の中で育まれた文化を大切に、手塩にかけて熟成した酒のみを販売。まろやかで口当たり良く、すっきりとした味わいは、幅広い層から支持されている。
奄美黒糖焼酎「里の曙」黒麹仕込を使用。名前は「奄美の里に夜明けをもたらすことができるように」という願いから。
黒麹は、古くから琉球や南九州で焼酎造りに使用されてきた伝統的な麹。一般的な黒麹仕込みの焼酎の特徴は、芳香と深みのある味だが、本品は減圧蒸留によりやや淡麗に仕上げている。黒糖焼酎の旨みをしっかりと、しかし、すっきりと味わえる。
焙煎したコーヒーの香りに、漬け込んだ「里の曙」の風味が交わっていく。
豊かな香りと甘みを持つ黒糖焼酎「里の曙」が、コーヒーと合わさることで、新鮮だけれども優しい奥行きを生む。
幅広い料理と相性が良い「黒の曙」、コーヒーとの調和も、ぜひご堪能いただきたい。
酒珈琲 ルージュ / ケントクワイナリー
酒造は神奈川県相模原市唯一のワイナリー「ケントクワイナリー」。
都心から近い神奈川から発信することで、より多くの方が日本ワインと接点を持つことを大事にしている。2014年から、農園開発・葡萄園開園と取り組みを進め、2019年に葡萄を初収穫、横濱ワイナリーへの委託醸造で「神奈川ワイン」をリリース。以降、様々なワイナリーのもとで醸造。2023年1月に果実酒製造免許を取得し自社醸造を実現。「相模原の味」を探求している。
自社農園で栽培した相模原産のブドウ100%で作った赤ワイン「MEGUMI」を使用。
一般的に、ワイン造りに適しているのは雨が少なく寒暖差が大きい環境とされる。神奈川県はブドウ栽培に適していないという見方もある中で、ケントクワイナリーは栽培に手間をかけ、好みの品種にこだわり、相模原ならではのワインを実現。業界からも高い評価を得ている。
やわらかな口当たりのコーヒーの中に、赤ワインのベリーのような甘さ、タンニンの心地良い渋みがしっかりと感じられる。
控えめでさっぱりとした酸味・フレッシュな飲み心地の「MEGUMI」、後味には爽快感がある。
酒珈琲 ラム酒 / 株式会社多良川
酒造は、沖縄県宮古島の「株式会社多良川」。
珊瑚礁からなる自然豊かな地で、泡盛を造り続けて70余年の歴史を持つ。
宮古島の芳醇な恵みを活かし、古酒への思いを紡ぎ続ける。
宮古島ラム酒「MAKUGAN(マクガン)」を使用。名前はヤシガニの方言呼称から。
宮古島で馴染み深い生き物であること、自然を大切にというメッセージも込めて。
宮古島の水・酵母・さとうきび・酒職人と、宮古島であることにこだわった一品。
珊瑚礁が隆起してできた宮古島ならではのミネラルを多く含んだ硬水が、芯のある原酒を。宮古島産原生酵母「MY17株酵母」は甘味を感じる成分を多量に含み、
まろやかで心地良い香りと味わいを。さとうきび糖蜜は酒蔵から直行できる距離で常に新鮮。
これらの原料を活かし、クリーンになりすぎない味に。
ラム酒特有の上品な香りがふっと抜ける。
ブラジル産コーヒーの持つ、ナッツのような香ばしさが際立って感じられる。
宮古島の原料にこだわった「MAKUGAN」ならではのキャラメルのような甘味が混ざり合い、複雑で奥行きある味わいに。
後味には、「クリーンになりすぎない」を意識した「MAKUGAN」特有の風味がしっかりと感じられる。
酒珈琲 ウイスキー / 本坊酒造
酒造は明治5年(1872年)創業の「本坊酒造」。
地域ごとの、環境・風土・文化から生まれる価値を大切にしている。
創業の地である鹿児島県薩摩をはじめ、日本各地で地域に根ざした酒類事業を展開。
本格焼酎、ウイスキー、ワインなどグローバルな酒類カテゴリーの製造販売を担う。
本坊酒造が手掛ける国産ウイスキーブランド「マルスウイスキー」から、
ブレンデッドウイスキー「TWIN ALPS(ツインアルプス)」を使用。
「TWIN ALPS」の名前は、2つのアルプス(中央アルプスと南アルプス)に囲まれた
長野県マルス駒ヶ岳蒸溜所で製造されていることから。
中央アルプス駒ヶ岳山麓地下120mより汲み上げた良質な水で仕上げられている。
本坊酒造の技術と美しい自然が織りなす本品は、柔らかな口当たりと豊かな味わいが特徴。
中煎りで仕上げたブラジル産コーヒーは優しい口当たり。
まずは、ブラジル産コーヒー特有の香ばしさが広がる。
そこへ「TWIN ALPS」の香りとコクが重なっていく。樽香のきいたウッディな香り、柑橘系の酸味が味わい深い。
酒珈琲 ジン / 熊澤酒造
酒造は、明治5年創業の熊澤酒造株式会社。「よっぱらいは日本を豊かにする」を社是に、湘南に残る唯一の酒蔵として地域文化の中心地の役割を担う。
事業は創業以来続く日本酒造りだけに留まらない。ビール・蒸留酒の製造、レストランやパン屋などの飲食店の展開・運営、イベントとのコラボや酒米プロジェクトなど、「場所と人」を刺激する様々な取り組みを展開している。
熊澤酒造のクラフトジン「白天狗」ノーマルを使用。名前は天狗伝説が多く残るという土地の特徴から。
本品は2021年に発売された商品。熊澤酒造が手掛ける100年ぶりの蒸留酒となった。
注目すべきは蔵元ならではの製法。まず、吟醸粕を再醗酵させて造った「粕取り焼酎」をベースに、ライススピリッツを造り上げる。 そこにスパイスとして、ウッディーな苦み・甘みを持つジュニパーベリーのみを漬け込み、3回の工程で蒸留するしていく。
ボタニカルはシンプルにジュニパーベリーのみの「白天狗」だが、こだわりの製法によって深みのある味わいに。「粕取り焼酎」のほのかな甘みが感じられるという声も。
絶妙なバランスに仕上げられた「白天狗」と、コーヒーが織りなすハーモニーが新鮮。
酒珈琲 ブランデー / 十勝ブランデー
酒造は、北海道池田町役場が事業主体となっている「北海道池田町 十勝ワイン
(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)」。
「十勝ワイン」の歴史は、1950年代から重なって起きた池田町での自然災害にある。当時の町長、職員が中心となり、山に自生しているブドウの栽培に動いたことがきっかけ。様々な困難にぶつかりながらもワインづくりに取り組み、現在まで拡大。地域から強く支持される事業は、その収益をまちづくりに還元。町に支持され、町に貢献する事業となっている。
十勝ブランデー「ジェンティール V・S・O・P」を使用。
十勝ブランデーは、ワインに続いて1960年代から製造をスタートさせており歴史が長い。日本国産のブランデーは珍しく、注目度も高い一品。
酸味が豊かで、ブランデーに向いている北国のブドウ。そこから生まれた十勝ワインを、10年以上熟成させた原酒を使用し、繊細でマイルドな味わいが生まれる。
長い熟成期間を経て、ブドウやワイン由来の成分が多く残った「ジェンティール V・S・O・P」から、マイルドでフルーティーな甘さが感じられる。
コーヒーとともに香り立つ、凝縮された北国の味わいを堪能できる。